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子供はなんでも自分でしたがる。
そのくせ、コチラの言うことはなかなか聞いてくれないもんだ。

ある朝、3歳の娘がテレビを見ながらボクの携帯アプリで遊んでいた。
普段なら、「ゲームおしまいやで」から「もうちょっとやるぅ」を経て「いややぁ〜!!」となるおきまりのコース。
今回はちょっと言い方を変えて「もうちょっとでゲーム消せるぅ?」とやさし〜く、「できるかなぁ?」というニュアンスで投げかけてみた。
すると彼女はその後、1分ほどで自分からスイッチを切った(スイッチは以前に教えてあった) そこで「わぁ、凄い!できるんやぁ!」とわざとらしく驚いてみた。
さらに「あ、テレビのスイッチも消せるの?どうやるの?」と聞いてみると、 「うん、消せるで」と少し自慢げにテレビを消す娘。(お?なんや、意外にスムーズやん・・)
こうして娘は、すんなりゲームをやめてテレビを消した・・・。

この普段とは劇的に違う結末の要因について考えてみた。
たぶん「イニシアチブ(主導権)」じゃなかろうか? 簡単に言うと、自分が支配されているのか、逆に支配しているのか、という違い。 誰だって支配されると拒絶したくなるもんだ。
親だからって我が子を支配して良いはずがなく、例えそれが正しかったとしても理屈の分からない子供にとってはただの支配でしか無いんだろう。
このやりとりではイニシアチブは彼女にある。(テレビを消して「あげる」)

最大の成果はこのあと、テレビを消してから保育園に登園するため玄関まで行った彼女は 「きょう おにもつ ぜんぶもつわ」と、いつもはほったらかしのリュックやバックを 自分で抱えて靴を履きだした。(なんや、どうした?気持ちわる・・笑)
大人も子供も自分から進んでおこす行動は楽しいんだ。
どんなことも子供が楽しいと思えるアプローチに変えると思いのほか、スムーズに運ぶ場合がある。
もちろん、毎回うまく行くわけでは無いけれど、親のちょっとした工夫が子供のストレスを減らす。
そしてコレを繰り返していると、「支配」ではなく「信頼」が生まれる。
そうすると、子供は「自分の意志で」親の言うことをきいてくれるようになる。
今、娘とボクはその信頼づくりの真っ最中、子育てはいつだって現在進行形なのだ。

つづく。 自分から。