独身の頃、自分の子供がこんなにかわいいなんて想像できただろうか?
子供のためなら何でもできる。ホント、愛おしい存在だ。
あんまり可愛いもんだから、なんでもしてあげたくなる。
親バカにだってなってやる。
そうやって自分にできる精一杯を尽くしているとある時、フと思ってしまう。
「これは甘やかしているだけなのでは???」
ピンポーン!たぶん、その通り。orz
そして、ここから僕たち親は子供に対して「シメて」かかる事になる。
隙を見せず、ワガママを許さず、目をつり上げて、顔を引き締めて・・
こんなに愛おしいのに・・・。
愛するが故に、愛するからこそ、我が子を甘やかして「ダメ人間」にしてしまわないようにとキリキリ頑張り始める。
確かに「甘やかし」はよろしくない。
けれど、「甘やかし」と「甘えさせる」はちょっと違うのでは?
子供は子供なりに精一杯、刺激的な毎日を生きている。
恐いこともあれば、寂しいこともあるだろう。
不安になった心をちょっと落ち着けたい時、子供は甘えてくる。
こういうタイミングで「むむ、ここで甘やかしてはいけない!」って子供を突き放すと逆効果になっちゃう。
多分、子供は悲しい気持ちをため込む。
悲しくて寂しい気持ちが消化できないでいると、そのうちツメ噛みや暴力が出始める。
「甘やかし」と「甘えさせる」、この違いを区別できなかった頃、ウチの子もどんどんワガママになっちゃった事がある。
難しいんだけど、この2つの違いがわかるようになってウチの親子関係は大きく好転した。
今でも、8歳の息子、3歳の娘、それぞれに「甘えられるゲート」はオープンにしてある。
こちらから働きかける事はないけれど、フラ〜っと自分のタイミングで甘えにくるみたい。
そういう隙をつくっておいてあげるだけで良いんだと思う。