先日、妻方の両親と一緒に家族で夕食を食べにいった。
6人掛けのテーブルについて、久々に子供より大人の人数の多い和やかな一時。
お義父さん、お義母さんも、進んで孫の面倒をみてくださるし、
子供達も慣れているので、少しの間だけボクと妻は子供から手を離せる。
このいかにも休日っぽいシチュエーション、なのに何か違和感を持ったボク。
「なんだ?この感じ? (シャアか?)」
(・・いや、いや、ボクはニュータイプじゃないし・・)
常日頃から人間の観察に慣れているボクは、スグに違和感の原因を突き止めた。
娘が食事中にじっと座っている。
お恥ずかしながら、3歳の娘は割とマイペースで頑固ちゃん。
最近は食事中に立ち歩いたり、いやむしろ、立ち歩き中に食事を摂っているという感じだった。
それがこの時は、まるで座っているコトが楽しそうにさえ見えてくる。
常日頃から原因の分析に慣れているボクは、スグに状況を分析してみた。
娘の向かいにお義父さんとお義母さんが座っている。
二人は娘の仕草の一つ一つを楽しむように眺めている。
ガチャガチャ、チーン!
分析の結果→「娘は見られているから満足している」
う〜ん、確かに。
小2の息子も、横に座ってじっとみていると楽しそうに宿題をする。
「見られている」って、意外と安心感を与える行為なのかも。
しかし、ボクら大人は得てして合理主義的に行動してしまうから、忙しい日々の中では「見るだけ」って行為を無駄に感じてしまう。
又、何かをしながら見たのでは逆効果で、それを直訳すると「子供は何かのついででしかない」ってコトになってしまう。
こういう小さな「積み立て」又は「積み崩し」が子供達に影響しているんだな。
そんな訳で、気付いたら実行。
いつもより長めに子供に視線を向けてみようかな。